檜原村の古民家文化財5選!

東京の秘境にある日本の原風景を巡ろう

檜原村の村内には、国が指定する文化財となっている古民家が5つあり、内訳としては重要文化財×1件、登録有形文化財×2件です。これらの内、2件は現在でも居住者がいるため、ここでは名称のみ紹介となりますが、立ち寄れる文化財の古民家3件については詳細をご案内します。

国指定・重要文化財『小林家住宅』

小林家住宅
ここがポイント!!

檜原村の古民家施設、ダントツのナンバーワンなのが小林家住宅。藤倉地域の真北に位置する、最北の観光施設は山の頂上付近にあり、ハイキングコースもしくはモノレールで登ることができます。モノレールは、事前に電話予約が必要なので、遅くとも前日までには利用日時と人数を伝えておくことをおすすめします。

この古民家の基本情報

小林家住宅は、江戸時代中期(築年度:1775年)の建築物で、国の重要文化財に指定されています。藤倉地域の地主であった小林一族の本家として使用されていました。

小林家住宅は、木造平屋建てで今は貴重な茅葺き屋根が葺かれています。古民家が立つ土地は広く、緩やかな斜面に建っており、昔耕されていた田畑は現在、樹木や花などが植え付けられ、季節ごとに来訪者の眼を楽しませてくれます。

古民家の内部には、座敷、台所、居間などがあり、外には納屋の他、整備されたバリアフリーのトイレや山々を望めむことができるバルコニーが設置されています。自由に使える水道、飲料販売などもあるので、夏場の暑い日でも安心できますが、食べ物は売られていないので弁当を持参するか、麓のカフェ「ハイイロチョッキリ」でおむすびセットやお弁当を買うのが定番です。

この古民家の概要

名称小林家住宅
料金無料
所在地〒190-0202
東京都西多摩郡檜原村藤原4994番地
休業日火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
営業時間夏期(4月1日~10月31日) 10:00~16:00
冬期 (11月1日~3月31日) 10:00~15:00
電話番号090-5543-0750(モノレール搭乗予約)
ホームページhttps://kobayashike.tokyo/
交通アクセス・バス
「藤倉」バス停より徒歩約30分+モノレール乗車約15分
・車
都道205号線を惣角沢上流へと進む+モノレール乗車約15分
 ※モノレールでなく徒歩の場合は約20分急坂を登る
駐車場麓の専用駐車場5台+α
備考欄・麓の専用駐車場脇には綺麗な男女別トイレあり
・モノレールの側には村内3ヶ所にある「雨乞の滝(落差8㍍)」の一つがある
・敷地内には管理等があり依頼すれば無料ガイドがつきます
・北秋川エリア
檜原村のカフェ&宿泊施設
MOSAIC Tokyo hinoharaでのひと時

檜原村で最も秘境らしい!
『ハイイロチョッキリ』

秩父多摩甲斐国立公園内の檜原村藤倉で、至福のひと時をお過ごしいただける、カフェ&1棟貸切宿泊の複合施設。

国指定・登録有形文化財『旧高橋家住宅』

旧高橋家住宅
ここがポイント!!

旧高橋家住宅は、漢方医の家だったため、今となっては中々お目にかかれない品々を目にすることができます。また、カフェとしてリニューアルしていることから、新旧文化の調和がなされ落ち着いた雰囲気を楽しめることがポイントです。

この古民家の基本情報

東京都檜原村人里(へんぼり)にある旧高橋家住宅は、国の登録有形文化財に指定されている江戸時代後期の古民家です。この建物は、1820年に建てられた木造平屋建ての農家住宅で、高橋家が約200年間にわたって住んでいました。

2022年4月29日からは、『古民家カフェ晴ノ舎 Harenoya』として生まれ変わっていますが、昔、高橋家の7代目・榮順(安政2年~昭和11年)が漢方医をしていた頃の屋号である医者殿(いしゃど)の名残を随所に残され、大切に保存しながら利活用されています。

この古民家の概要

名称旧高橋家
料金無料(文化財の外観見学)
※現・古民家カフェ「晴ノ舎」は飲食店です。
所在地東京都西多摩郡檜原村2032
休業日4月~11月: 月・火曜日定休
12月~3月: 月・火・水曜日定休
営業時間10:00~17:00(4月~11月)
10:00~16:00(12月~3月)
電話番号042-588-4515
ホームページhttps://kyutakahashike.tokyo/
交通アクセス・バス
JR五日市線、武蔵五日市駅から 40分程度「人里バス停」
・車
都道206号川野上川乗線を数馬方面へ進む。檜原村役場から30分程度
駐車場徒歩3分の場所にある「人里コミュニティーセンター」
グラウンドに9台分の駐車場があります。
備考欄南秋川エリア

国指定・登録有形文化財『蛇の湯温泉 たから荘』

蛇の湯温泉 たから荘
ここがポイント!!

蛇の湯温泉 たから荘は、茅葺屋根(兜づくり)の姿をそのままに残した古民家宿でもあり、施設内には檜原村村内では貴重な『温泉』の浴場を完備しています。

この古民家の基本情報

蛇の湯温泉たから荘は、2013年3月29日に国指定の登録有形文化財として登録された施設で、源泉掛け流しの温泉があり、周囲にはハイキングコースや歴史ある観光スポットがあることで人気で、日本秘湯を守る会のWEBサイトでも紹介されています。

檜原村にある古民家の中でも、文化財に指定されている施設で、宿泊して温泉や食事を楽しめる宿は希少といえます。地元の人たちが昔から食してきた山菜などを活用した郷土料理ともいえるグルメを、歴史ある建物と、檜原村が誇る山野の景色の中でいただける点が素晴らしいといえます。

この古民家の概要

名称蛇の湯温泉 たから荘
料金1泊2食付き:(税込み)14,950円〜 / 1名
※入浴のみなど、詳細な料金設定は公式サイトをご覧ください。
所在地〒190-0221
東京都西多摩郡檜原村字数馬2465-1
休業日通年営業
※要・お問い合わせ
営業時間10:00 〜 18:00
電話番号042-598-6001
ホームページhttp://janoyu-takarasou.o.oo7.jp/
交通アクセス▼バス
JR五日市線、武蔵五日市駅から西東京バス数馬行き 45分程度「数馬バス停」
▼車
都道206号川野上川乗線を数馬方面へ進む。檜原村役場から40分程度
駐車場15台分
備考欄南秋川エリア

その他

下記、お住まいの方がいらっしゃるものの、国指定の有形文化財に指定されている古民家が2件あります。(檜原村役場公式サイトでも紹介あり)

  • 国指定・登録有形文化財『中村家住宅主屋なかむらけじゅうたくしゅおく
  • 国指定・登録有形文化財『峯岸家住宅主屋みねぎしけじゅうたくしゅおく

上記2件以外にも、檜原村の村内には江戸時代の頃から受け継がれてきた、歴史的な価値がある古民家が複数点在しています。

古民家巡りをする際には、ドライブをしながらではなく、車から下りて周辺の施設などと合わせて散歩をしながらお楽しみいただくことをおすすめします。

古民家ウォッチの注意点
登録有形文化財に指定されている個人宅に直接訪問する行為は止めましょう。また、見学が許可されている古民家でも、家屋内での飲食はせず、許可された場所で摂るようにして限りある資源を皆で守っていきましょう。

檜原村観光ガイド

檜原村の古民家カフェ

檜原村グランピング

檜原村アウトドア宿泊施設
MOSAIC Tokyo hinohara

テントサイト3面/北欧コテージ/川/お風呂/サウナテント
料金58,000円/4名~のプライベートプラン。
誰にも邪魔されない時間を満喫できます。

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